ちょっと変わった戦争映画? (邦題)"ククーシュカ -ラップランドの妖精-"
を見ました。"ラップランドの妖精"などとはまた的外れな副邦題ですが^^;)。
ストーリー(展:goo映画)
第二次世界大戦末期、スカンジナビア最北の地、ラップランドではロシア軍、
ドイツ軍、そしてドイツと同盟を結んでいたフィンランド軍が戦っていた。
フィンランド軍の狙撃兵ヴェイッコは、非戦闘的な態度に怒った戦友らから罰
としてドイツの軍服を着せられた上、鎖で大岩に繋がれたまま置き去りにされ
る。その頃、ロシア軍大尉イワンは軍法会議にかけられるため車で護送中、
味方の戦闘機に誤爆されてしまう。命を落としかけた敵味方ふたりの兵士を
救ったのは、その地でひとり暮らす女性アンニだった。
"ククーシュカ"とはロシア語でカッコーの意味で、フィンランドの狙撃兵を
こう呼んだそうです。またヒロイン"アンニ"の本名でもあり、本来、卵をよそ
の巣へ生みつけて子育てをしない鳥"カッコー"を捩って、よそからきた卵を
育てるという裏の意味もあるそうです。
ロシア 2002年公開 (日本 2006年公開)
こりゃ 面白かったです! 是非見て頂きたい。
3人の会話がまた見事に噛み合いません^^;)。 可笑しい位にずれているのに、
ちゃんとお話は進んでいきます。フィンランド人の気質は分かりませんが、
ロシア人の僻みっぽくて陰気な感じはよく出ています・・・流石ロシア映画。
"アンニ"のキャラがまた良い!。彼女が2人を助けたのも、もちろん彼女の優し
さもありますが・・・人恋しさ・・ってか男欲しさからと言うもの。さして若くも美人
でもない"アンニ"ですが、ラップランドの荒野で1人で生きる逞しさを感じますし、
それにとってもチャーミングです。エンディングも良かった^^)。
DVDのパッケージ、左がロシア版(?) 右が日本版ですが、この画からも双方の
お国柄が出てるような気がします。
って事で、自分的には ★★★★★・・・星5ヶ…かな。こう言う映画大好きです。