★ 1955年製? レトロな扇風機のお手入れ。

これは拾い物。
 
粗ゴミの日に、めっさ旧そな扇風機が棄ててあったので拾ってきた。

—————————————-

なんとも良い佇まい・・・。
フレームは鋳鉄製で、小さい割にけっこう重い。
 
 

羽はプラ製。船のスクリューのような意匠が、またレトロ感を醸し出している。

電源投入すると一応は動いたが、軸がガタガタ煩いし、いかにも重そうに回転がギクシャクする。


 
分界掃除。
—————————————-

旧い家電・機械類は、”修理・手入れ”をできるように作られているのがよく分かる。バラすのも簡単。
 
 

構造的には、現在の誘導モーター式扇風機と変わらない。
 
 

回転軸のサビを真鍮ブラシでこすり、軸受にグリスをやる。
 
 

首振り機構も分解掃除&グリスアップ。いまどきの扇風機と違い、とうぜんギアは全て金属製。
 
 

鉄製の羽ガードも、造りはシッカリしているが…。
 
 

下側の2点とも、保持具が付くところの溶接が外れていた。
 
 

ハンダ付け。
抵抗溶接機なぞ持っていないので、ハンダ付けにてくっ付けてみようかと。
—————————————-
 

接合部の周りを、ワイヤーブラシ・ヤスリでキレイにする。
 
 

・コテ=板金用100W
・ハンダ=”鉛管用”っと書かれてるヤツ(強そうだから)
・フラックス=いつもの電気工作用(松脂系?)
 
 

けっこう乗る。
 
 

たっぷしハンダを乗せといて、ヤスリでちょこっと整えた。
強度的には頼りないが、まぁ強く力をかけなければ簡単に外れはしないだろう。
 
 
快調 v^^)。
 

異音もなくなり、静かに・スムーズに回転すようになった。風量もけっこう強い。首振り機構も問題なし。
 
 

背面の銘板・金属製のトグルスイッチもカッコイイ!。
家電マークの横に”9−355”っとあるのは、1955年製っという事だろうか?。
 
—————————————-
…ヤフオクで売れないかなぁ ^^;)。