■ デジカメ付双眼鏡 “New Bino Catch BC-822”

主にOEMでトイデジ等を販売している、Kenko Tokina(株 ケンコー・トキナー)製。
このBC-822(同 BC-1025)は廃盤になって久しいが、在庫が沢山あったのか
ついこの間まで\3,000~8,000位で投売りされていた(さすがにもう無くなった?)。
Digital Camera Binoculars“っと似たような商品だが、このデザインはケンコーの
オリジナルなのか、他ブランドで出てるのは見たこと無い。
宇宙船?
-----------------------------------------------------------------—

a:宇宙船と言うか、前から見たら像の顔の様でもある様な…無い様な…、
  まぁあんまりデザインセンスは良いとは言えないと思う。
  同型10倍のBC-1025は胴鏡部が長くバランスも纏まっているので、そちらが
  主デザインだったのかも。
b:インターフェイスは、この手の製品の定番の配置。フォーカスもシャッターも
  操作しやすくて良い。
レンズ
-----------------------------------------------------------------—

筐体はオールプラながら、”Digital Camera Binoculars“よりずいぶん重いのは、
レンズがガラスだからだろう。一応コーティングもされているようだ。
双眼鏡部のレンズの差ははっきり出ていて、”Digital Camera Binoculars“は
まさに玩具だが、BD-822・1025はホームセンターモノ\1,980双眼鏡レベルくらい、
十分実用になる。
デジカメ部
-----------------------------------------------------------------—

a:小さなディスプレーには、撮影枚数・状態・電池残警告などが表示される。
  背面のコネクターにてPCとUSB接続し、写真を転送・保存する。
b:電源は単四電池x2。撮影画は内部メモリーに保存されているので、電池を
  抜いたり容量がなくなると消えてしまう。
  底面に三脚用のネジ穴がある所が高ポイント(これが有る無しじゃ全然違う)。
主チップ・スペックは、7~8世代前のトイデジ”8008系”のもの。
30万画素 固定焦点のデジカメなんて、トイデジでも最近はもう見られない。
メモリーは内蔵(8Mバイト)のみだが、VGA(640×480)画を80~100枚撮れるので
用途的には十分だろう。
写りは…察して知るべし
-----------------------------------------------------------------—

a:屋根の鐘までは、目測50m位。レンズが良いのか?、トイデジとしては
  至極普通の(そこそこまともな)画になると思う。
b:双眼鏡で見たときの画角。双眼鏡で捉えているものが写る…っと言うより、
  その周りが写っているという感じ。
  もちろん、肉眼で覗いた時の方が、もっと像もはっきり大きく見える。
5m~∞
-----------------------------------------------------------------—

最低撮影距離は5m~っとなっているが、実質10m位離れないとボケる。
デジカメ部の設計が古いので、画像をPCに転送するのには専用ドライバーと転送用
ソフトが必要。メーカー(ケンコー・トキナー)は、これらを公開・再配布していないので、
中古機器を買う時は添付CDが付属するか確認したほうが良い。
古い古いトイデジ”8008系”用のモノが使える(…かもしれない)が、ドライバーさえ
なかなか単独では見つからない(自分も中古入手なので、探すのに苦労した…)。
補足:BC-1025との比較
======================================================================

以前は姉妹機”BC-1025″も持っていたが、10x25mmの1025は視野角が狭く
目標を捉え難いので、822導入で心太式に放出。鏡胴部以外はほぼ同じであった。


-----------------------------------------------------------------–

-----------------------------------------------------------------—

-----------------------------------------------------------------—

※最近、またぞろ似たような商品がヤフオクなどで売られているが、あれは絶対に
お勧め出来ない!(ホント中華業者の誇大広告は無茶苦茶…取り締れんのか?)。
双眼鏡としても言うに及ばず、カメラ部の性能も”Digital Camera Binoculars“以下で
100%後悔必至、玩具としても酷すぎる。

「■ デジカメ付双眼鏡 “New Bino Catch BC-822”」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    こんにちは Rikkie 師匠。
    > この種のジャンルのカメラは昔から・・110判カメラでしょうか。
    子供の頃、アレが欲しくて欲しくてしょうがなかったです^^;)。
    > 昔、ペンタックスがかなり本気なカメラを出したのですが・・・
    ありましたね そう言うの。
    たしか、どっかからAF付きのハイスペックモノも出てましたが・・・
    続いて無いって事は、結局は売れなかったんでしょうね。
    >いまでも30万画素級の液晶ビュワーなしのトイデジカメは
    >なくならないですね。恐ろしく高い価格がついていて、
    >びっくりしますが。
    まさに、マーケティングの妙ですね。
    まともに写らない事を逆手に、それを"味!"っと言い切ると^^)。

  2. SECRET: 0
    PASS: 9db06bcff9248837f86d1a6bcf41c9e7
    どもども、加治屋殿。
    この種のジャンルのカメラは昔からありましたね。今でもジャンクコーナーでよく見かけるのは総プラスチック製110判カメラでしょうか。
    昔、ペンタックスがかなり本気なカメラを出したのですが、単焦点望遠レンズのカメラに、どのくらいニーズがあるのは心配でした。ちょうど、日韓ワールドカップの頃だったと思うのですが。
    いまでも30万画素級の液晶ビュワーなしのトイデジカメはなくならないですね。恐ろしく高い価格がついていて、びっくりしますが。

コメントは受け付けていません。