定点観測用に、長時間(4~5時間)撮影できるカメラが欲しい。
トイデジムービーカメラがスペック的に丁度良いが、うちにある5台 ^^;)の
ムービーはどれも外部電源端子がなく、内蔵電池だけでは稼働時間が
心許ない。
そこで外部電源入力端子の増設、ついでの事リモートシャッター対応化も
致してみようかと。
現況:”仮設”
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ドナーは、前に赤外線フィルター除去したChe-ez! MovixⅡ。
現況バラック状態だが、とりあえず撮影できるようにはなった。
バラシ
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a:半身にする。上面の隠しネジ以外、ここまでのバラシならこれと言って
コツも何もいらない。
ついでに、カチャカチャ煩いハンドストラップ基部も外した。
b:中はスカスカ・・・。良いね良いねぇ トイデジはこうでなくっちゃ。
配線
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あっちこちに隙間があるので、配線を取り回すのも簡単。
外部電源は、電池ボックスの±バネにジャックからの入力を直付け。
リモートシャッターの方は、基盤に”ここへどうぞ”と言わんばかりの
パターンが出ている。
両配線をし、仮のジャックを付けてとりあえず動作確認・・・でけた。
また、ピッピッ ピッピッっと煩かったアラームは、このついでに配線を
外して鳴らない様にした(基本設定でOFFに出来ない為)。
半身の・・・
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このままで、電池を入れても使える。
次回は、各ジャックの本付けと、作動中を示すLEDを”赤外線LED”に変え、
暗闇対応型赤外線(トイデジ)ムービーカメラにする予定。
カテゴリー: 光画機・改/拡張
■ 赤外線対応デジカメ 其参 (改々)・・・経過
A-201を最改造しようとしてて主電源のスイッチを壊してしまったので、
電源スイッチとシャッターボタン(スイッチ)から電線を延ばし、リモートで
電源のOn-Offとシャッターを切れるレリーズをつける事にした。
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各スイッチが単純な単接点のプッシュオンだったので、基盤実装部品の
根元に電線をハンダ付けして接点を引き出した。
この間、ばらしたり組んだりを繰り返しやってる最中に何度もフラッシュの
コンデンサーから電撃を食らったので、もうこのカメラにフラッシュは必要
ないとコンデンサーとキセノン管を外してしまった。
大きなコンデンサーが無くなってスペースが出来たので、ここに赤外線LED
とリモート用のジャックを埋め込む予定。
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電線に適当なスイッチを付けてテスト。
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タクトスイッチが外部シャッター。こんな状態でも・・・
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ちゃんと写せる。
■ (改)赤外線対応デジカメ 其参
IRカットフィルター除去はこれで3台目だが、バラすのは6台目。
除去を断念した機種は、フィルターが外せない(どうやって入れたのかすら
分からない?)か、除去に破壊が必要そうだったので取り合えず保留とした。
今回のドナー
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a:Fujifilm A-201 これが初のCCD機の改造となる。
固定焦点なので失敗も少なく、単3仕様だから何処でも電池は手に入る。
写りは二の次として、デジバカチョンカメラとして酷使した。
b:IRカットフィルター除去後。
これを写してるカメラでは赤外線投光器の光は殆ど分からないが、フィルターを
除去したA-201を通して見ると眩しい!。
IRカットフィルター
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a:旧型デジカメをバラすのはそう難しくない。
真ん中の四角いガラス板が、取り外したIRカットフィルター。
b:カットフィルターはCCDの前に接着されていたのをカッターで切り離した。
替わりに入れるIRフィルターを鏡筒側に置き、ピント補正用に入れたプラ版で
押さえてある。
ストロボのユニットが中のスペースを占領しているが、もうこのカメラにストロボは
用無しなので、ユニットを外してここにIR-LEDを組み込もうかと思っている。
CCD機ならでは
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センサーがCCDなので、メカニカルシャッターが付いている。
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やっぱり赤外線写真は夏のモノやなぁ・・・。
■ (改)赤外線対応デジカメ 其弐
玩具デジカメからIR(赤外線)カットフィルターを取り除き、赤外線感応度を
上げて なんちゃって赤外線カメラをにして見よう・・・企画。
ドナー
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a:2002年に発売された、液晶ムービーカメラ「Che-ez! Movix」。
鏡筒を外す為にあっちこっち分解したが、結局↑の様にフロントパネルを外すだけで事は足りた。
b:トイデジっと侮っていたが、鏡筒は金属(亜鉛?)製でしっかりした物。また、レンズもIRフィルターもガラス製で、意外に高品位(?)だった。鏡筒がねじ込み式なのも、フィルター除去後のピント調整ができ好都合。
しかし、このIRフィルターが鏡筒から外れなくて難儀した。
どうやって入れたのか、鏡筒に溝を切って嵌め込まれて止まっていて、溝を削って掘り出そうにも金属製なのでカッターじゃ全く刃が立たない。
どやっても外れないので、最後はダメ元でIRフィルターを千枚通しで突付いて割り、粉々にして少しづつ除去した。
スノー効果
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a:曇天・夕方で日光量が足りないが、緑部分は良く白気ている。
可視光カットはしていないので半カラーの写真になるが、これはこれで
面白いかなと思う。
b:同じ位置から、普通のデジカメで撮ったもの。
赤外線LED 投光器
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a:秋月のロングセラーキット。20年位前から(今も)売られている。
肉眼では全く光ってるのは分からないが・・・、
b:デジカメで見れば煌々と。これはIRカットフィルター付きのデジカメで撮ったのでこれくらいだが、フィルター除去したカメラで撮ると眩しすぎて真っ白になる。
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a:同じく、普通のデジカメでは殆ど光っているのは分からないが・・・、
b:真っ暗な中でもIRカットフィルターを除去したカメラならこう見える。
■ 赤外線デジカメで遊ぶ
赤外線カットフィルターを除去した”■ (改)赤外線対応デジカメ“に、可視光を
幾らかカットするフィルターを付けて、なんちゃって赤外線カメラにして遊んで見た。
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a:見慣れた河原も・・・、
b:なんか幻想的な世界に。
木々の緑は赤外線を良く反射するので真っ白に写る(スノー効果)。
雲の水蒸気にも良く反射するので、可視光写真では写らない(肉眼では殆ど
見えない)高層の筋雲までクッキリ見えるようになる。
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可憐な花も緑の葉も、赤外線の目で見ればこんな風・・・。
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■ (改)赤外線対応デジカメ
使わなくなった旧スペック機を活用して、赤外線撮影対応デジカメに。
ドナーは・・・
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a:日立リビングサプライ i.mega HDC-1 2002年発売。
まだデジカメが高価な商品であった時代、実売1万円前後の普及機
としてそれなりに売れた機種だったようだ。
b:ネジを数本外せばバラバラ。※感電注意!(今回2発ほど頂きました^^;)
レンズ筒の前にある薄赤い丸いガラスが、IR(赤外線)カットフィルター。
デジカメ基本スペック
131万画素・固定焦点(ノーマル・マクロ 2段)・記憶媒体=SD
主要部は一体のモジュールになってるし、AF機構も無いので分解は簡単
だったが、IRカットフィルター(ローパスフィルター)はレンズ筒の後端に圧着
されていたので、廻りをカッターで削って掘り出した。
赤外線感度良好
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a:IRカットフィルター除去前に、リモコンの赤外線LED(不可視)を撮ったもの。
肉眼では全く見えない赤外線LEDでも、デジカメのCCDを通せば光ってる
のが確認できる。しかし、IRカットフィルターで殆ど遮られ、薄っすらとしか
見えない。
b:そこで、フィルター除去すると・・・眩し!!こんなにも明るいLEDだった。
野外(お隣の)植木
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a:普通にデジカメで撮ったものと、
b:フィルター除去したHDC-1で撮ったものを比べて。
植物の葉は赤外線を良く反射するので真っ白く写る。これを”スノー効果”
っと言うらしい。
河原
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a:これも、普通にデジカメで撮ったものと、
b:フィルター無しで撮ったものを比べて。ちょっと幻想的な画になる。
デジカメは、機種により赤外線を良く写すものとそうでないものがあるらしい。
このHDC-1は高感度の方だろうと思われるが、IRフィルターを入れ可視光を
カットすれば、より赤外線の露光が強調され面白い写真が撮れるだろう。
10/9追記:
”■ 赤外線デジカメで遊ぶ“・・可視光をカットするフィルターを付け遊んで見た。