“ピースター“は、現在も圧力鍋等の調理器具を製造販売している、広島の関西軽金属工業が戦後興したブランドとのこと。
品質保証!。
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殆どの部品がプレス製だが、結構厚い鉄板を使っているので今時の卓上ガスコンロのようなヘニョヘニョ感はなく見た目より重い。メッキもかなり厚いようで、入手時は煮溢しのような汚れが少々こびり付いていたが、汚れの下は錆びておらずずキレイなままだった。日本製かくありき時代の家庭用品、本体の朱色もなんか洒落ている。
昭和のかほり。
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上から見たら、小型のガスコンロに見える。
お玉のような物は、消火する時にバーナーに被せる”柄付きの蓋”。箱のデザインが如何にも”昭和”! (アルコールコンロ=”アルコンロ”そのまんま ^^)。
ネットで検索するもこのコンロについての資料が見付けられず、いつころ売られていたモノか特定できなかったが、昭和40年代中頃の製品ではないかと思われる。自分は当時でも全く見た覚えはないけど、結構最近(?)まで大木製作所と言う会社が同じような構造のアウトドア向けストーブ(クッカー)を製造販売してたらしいので、山家さんにはわりとなじみのある器具なのかも知れない。
火力調整機能。
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横手に出たレバーにより、芯を覆っている外筒を上下させて火力調整を行う仕組み。
レバーをイッパイまで下げた (外筒を上げた) 状態。
半下げ (中火) 。
レバーをイッパイまで上げた (外筒を下げた) 状態。
中はこうなっている。
ようは、中華製 “野外調理用 灯油コンロ” や一般的な石油ストーブとなどと同じ芯揮発型の燃焼法で、調整方法も同じく芯上下式 (の逆さまバージョン) なのだから、灯油も燃料として使える…かも知れない(…大量の煤が出そうだが)。
燃料タンク。
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下の銀の円盤が燃料タンクになっており、燃焼筒の蓋 (嵌っているだけ) を外してここから給油する。タンクの中には石綿のような物が詰まっていて、燃料を入れてもタップンタップンしない。
燃焼実験 (がしかし、チョロ火のみ) 。
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手持ちの燃料用アルコールがちょっとしかなかったので、チョロ火でしか燃せなかった。
※他の方の紹介記事などだと、結構な火力で燃えるようだ。
消火する時は、レバーをいっぱいまで押し下げれば (外筒をイッパイ上げれば) 火は消えるが、それでも消えなかったら柄付きの蓋をバーナーに被せる。
鍋焼きうどん。
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そこそこの火力はあるとは言え、やはりガスコンロなんかには到底およばないし、何より燃料が割高であるので本格的な調理には向かない。
テーブルで鍋物の暖めや一人分のラーメンをこさえたりする、今のカセットガス式卓上コンロと同じような使われ方をしてたのではないだろうか。
“パイ トーチ”
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左側は、国産小型アルコールストーブ(クッカー)”PITORCH (パイ トーチ)”のコッヘルセット。
“ゴォー”っと言う音とともに火柱が上がるのが面白い! (でも火力は知れている^^;)。
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まいどです Rikkie師匠。
現代ではカセットガスが何処ででも安く手に入るので、
利便性・経済性では敵いませんね。まだ燃料に灯油が
使えれば、非常時用装備として良いと思うですが。
自分も、野外炊飯就寝活動はとんとご無沙汰です。
もう使わないであろうなガソリンストーブなんぞを、
時々"ゴォー"っと言わせて雰囲気を楽しむだけですね^^)。
面白いキャンプグッズなどあれば、また是府ご紹介下さい。
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どもども。
アルコールストーブですか。
鍋をやるには忍耐が必要になりそうですね。
むかーし、エスビットだけでインスタント麺を食べようとした時には、ずいぶん待ちました。
来年あたりからはキャンプツーリングをボチボチ復活させたいので、カメラ・レンズは控えて、アイテムをシフトしたいですね。
最近、身体がキャンプに耐えないのではと不安なのですが。