◇ 蟹工船


DVD版 "蟹工船"を見ました。

小林多喜二の小説で、プロレタリア文学の代表作とされる…だそうです。蟹の漁と船上で缶詰に加工する工場施設を備えた漁船で働く労働者の過酷な環境を画いた作品で、1953年に映画化・その他複数の舞台や漫画にもされています。
これは、それをリメイク(?)されたモノ…っと思っていました。
松田龍平(お兄ちゃんの方)主演 2009年公開。

以下、ネタバレあります。
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一時話題になり気になっていました。小説は読んでないし昔の映画も見てないのですが、たぶん原作とはかけ離れた作品ではないでしょうか(推測ですが)。

蟹工船の漁夫達は、貧乏が故にこの場末の仕事に流れ着き、過酷な労働を強いられている。口の上手い漁夫の新庄(松田)は、"集団自殺"しようっと漁夫達を唆し実行するが失敗。殺されかけた(?)皆は、口では新庄を罵るが妙な連帯感も生まれた。そんな中、小型船で蟹漁中に遭難しロシア漁船に助けられた新庄は、そこで民主化(?)に感化され、どうやってか分からないが蟹工船に戻って来て漁婦達をアジ扇動して団交を決行する。一旦は改善案などの要求を呑ましたが、しかし…帝国海軍駆逐艦の力を借り、漁業監督の浅川(西島秀俊)に形勢逆転され、浅川のルガーで撃ち殺されてしまう。新庄の死で一度は失意した漁夫達だったが、新庄の血に染まった団結旗(?)をはためかせ…ってお話。

社会派風ブラックコメディ・・・これ、なんなんでしょう?。缶詰工場のちゃっちさといい、俳優のいかにも健康そうな風体といい、悲愴感はまったく伝わってきません。就寝時間に車座になって談笑してたり、船内を自由にウロチョロ出来たり、結構楽しくやってんじゃん…って感じです。当時(1940年代?)のロシアが民主的だったかどうか分からないけど、ロシア船上のシーンや、通訳の胡散臭い中国人・・・とても現代の商業映画の水準じゃないでしょう。Vシネでも、もっとましなセット組まないかい?。

松田龍平・・・お父さんに似てるなぁ 今夜は"蘇る金狼"にしよっと^^)。
っで、自分的には ★★★★★・・・星0ヶ(せめて"-"ではない)…かな。

◇ 空気人形


DVD版 "空気人形"を見ました。

中年男が愛玩する安物の"ダッチワイフ"が、ある日心を持ってしまった。
昼間、男が仕事に行っている隙に彼女は近所のレンタルビデオ店でアルバ
イトを始め、同じアルバイトの男性に恋をしてしまいます。
そして街を歩き、人々とふれあい、色々な体験をして成長して行くのですが・・・。

映像が綺麗、主演のぺ・ドゥナ嬢演じる"望"が可愛い(メイド服だし^^)。
オッパイがイッパイ出るしHなシーンもあるけど…、決してやらしくない
ちょっと悲しく 切ないお話です。

以下、ネタバレ・・・
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は止めときます 是非見て頂きたいから^^)。

純真さゆえの残酷さ・・・結末がちょっともの悲しいのが残念。
たとえベタでも、ハッピーエンドにして欲しかったなぁ。
っで、自分的には ☆☆☆☆★・・・星4ヶ…かな。 お勧め!

また、ぺ・ドゥナ嬢・・・っと言えば"リンダ・リンダ・リンダ"もお勧め!!

◇ シャッター・アイランド


TVの予告編で気になっていた "シャッター・アイランド"を見ました。

レオナルド・ディカプリオ主演、原作はミステリー小説だそうです。

以下、(思いっきり)ネタバレあります。
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いやぁ、しかし予告編ってどうしてあんなに面白そうなんでしょう?。
心理劇? 謎が謎を呼ぶ・・・みたいなのを期待してたんですが、
ずっぱり違いました。

物語は、精神疾患の重犯罪者を収容する刑務所で、連邦保安官の
主人公が行方不明の患者を探すため送り込まれた…っと言う設定
なのですが、結局は"患者(囚人)"は彼の方で、周りの全ての人は
彼を治療?する為にお芝居をしていた…っという落ちです。
なんか途中で、"そうなんじゃないかな・・・でもこれで終わるわけ
ないよなぁ"…っともう一捻りを期待したんですが 残念^^;)。
だいたい、途中で出て来たレイチェル(本来 行方になったとされる
患者)は誰だったの? あれも幻? それとも彼女も芝居してた…?。
最後の灯台のシーンでローリー博士が、あれ(レイチェルが接触した
のは)"間違った行いだ"っと言っているのはなぜなの?…
どうもすっきりしない結末でした。

主演のディプリオは、この役に向いてるのかな?。もっとこう…、
やつれたと言うか、追い詰められたというかの危機迫る感がない。
日本の俳優さんもそうだけど、"甘いハンサムさん"は沢山いるのに、
"重い物を背負った、男臭い二枚目"は居ないですよね。

セットもちゃっちいし、"山場"見たいな所やハラハラもない…
っで、自分的には ☆★★★★・・・星1ヶ…かな。

◇ 第9地区


話題の映画? "第9地区"を見ました。

エビ型エイリアンが難民として地球(ヨハネスブルグ)に漂着、
第9地区と名付けられた居住区に隔離された。そして20年が過ぎ・・・、
スラムと化した第9地区のエイリアンを、さらに辺境の第10地区
に移動させる計画が持ち上がった…っと言う設定です。
まぁ、突込み所は満載です。よくあるB級SFよりはお金は掛かって
そうですが、有名所の俳優は一切出ないので制作費は安いのかも。
エビ型っと言われるエイリアンが気持ち悪い…どっちかって言うと
虫(マル虫?)系。タフなようだが、通常弾でも倒せる。

以下、ネタバレあります。
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宇宙を旅して来れる位の科学技術があるのに、なぜかエイリアンには
社会性が無く居住区はゴミ溜・・・スラムと化して、皆その日暮らしを
送っている。政府は新たに第10地区を制定し、スラムの撤去を決定。
第9地区の立退きを推進するために組織されたのが"MNU"。その執行管
(ヴィカス)が、エイリアンのバラックで謎の液体を浴びてしまい、徐々
に身体がエイリアンと化して行く。この液体の正体は・・・エイリアンの
テロ?とかかと思ったけど、何と宇宙船に戻る為の小型艇の燃料!!…。

エイリアンの武器が使えるのはエイリアンのDNAを持った者のみ。
エイリアンと融合したヴィカスを実験台にしようとする政府機関と、20
年掛けて集めたその燃料をMNUに持ち去られてしまい、それを奪還しよう
するエイリアンとヴィカス。MNUの傭兵部隊と、またスラムに住み着いた
ギャングどもとの三つ巴の戦闘を繰り広げます(エイリアンの武器にやら
れると身体がバラバラに吹っ飛び、ランボー4を彷彿される^^;)。

全編がドキュメンタリー風の造り(?)で、かえってイライラしました。
なぜ燃料を浴びたらエイリアン化したのか…っとか、そもそも彼らは
なぜ難民化したのか…っとの説明は一切無し。
もっと裏というか、何か陰謀めいた事があるのかと…そんなのも一切
無しの、ドンパチとバァ~ンっとドベェの映画でした^^)。

まぁ、戦闘シーンは迫力もあったし、全体の展開も早く飽きなかった..
っで、自分的には ☆☆☆★★・・・星3ヶ…かな。

◇ これこそ


まさに五月晴れのお天気^^) 久しぶりのサンサン太陽ですね。
長期休日に突入しましたが、皆様如何お過ごしでしょうか?。

本項 Gun具頁更新:
http://61tankar.web.fc2.com/teppou/gun_gu/seacamp_commander.html
WA_Seacamp_Commanderの写真を入れ替えました。
約半年前に撮った写真と並べて・・・Gun具もバックの生地も写した場所も同じ、
少しは進歩あったかな ^^;)

◇ 昨夜半の・・・


突風と雷雨は凄かったですね…、皆さんに被害等がなければ
良ろしいのですが。

さて、"本日は風強けれど晴天なり" っとなりました^^)。
自分は着る物に全く頓着しないので、殆ど近隣で開催される
"フリーマーケット"で入手しています。

今日は、Tシャツ2枚と薄手のジャケットを安く買えて喜んで
たのですが…ふと何時か見慣れたジャケットがそこに…、
"外被"ではないですか!。
これは、正式名称"作業用外被"っと言う自衛隊制式のフィールド
コートで、しかも桜に"Q"マークの付いた"官品(正式支給品)"。
いやぁ、20数年ぶりに手に出来て嬉しいです(安くしてくれたし^^)。
自分らの頃もPXで私物(洗い代え)用として売られてましたが、
民生品はちょっと仕様が違っていました(…っと記憶 ^^;)。

ちょっと思い出話を…。
自衛隊では、稼業時間中、稼業時間外を問わず、隊舎外では"制服"
着用が義務付けられます。
しかし、飯や風呂に行く、PXにちょっと買い物に行く…ってな時に
作業衣(戦闘服)を着ていくのも・・・っと言う訳で、部屋着のジャージ
の上にこの"外被"を羽織っている事でお許しされてました。
その他、少々の雨ならカッパ代わり、小休止時には地面に敷いて
寝っころがったり、状況中に包まって寝たり…っと、年中通して
手放せないアイテムでした。

…っとここで思い出したのが、どこかに私物で買ったODの作業衣
(ノンアイロン)と半長靴もまだ在ったはず。これで、鉄鉢(ヘルメット)
があれば、80年代装備のコスプレが出来ます…64式欲しい!! ^^)"。

◇ 今日はさすがに日は暖かかったですが…、



やっぱり風は少し冷たかったです。
今年って…、春はあったのかな?(もうすぐ初夏 ?)。

久しぶりに、Gun具写真を撮って見ました。
毎度お馴染の"(WA-GM改) Seacamp Commander"ですし、構図が代り
映えしないとかは言いっこナシで…凹みますから^^;)。
(ザ"では縦横700ピクセルまで行けたのにmixiは640までかぁ…)

しかし、陽が長くなったので写真もゆっくり撮れるようになりましたね。
っと言っても、自分は用意から写し終わるまで20分も掛けないのですが、
夕方の薄暗くなるちょっと手前の頃が好きなので、冬の間はその時間が
短くて あっ!という間に写せなくなってました。

ちゃんと季節は巡って来てるのですね…寒いけど。

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mixiは"後から編集"が出来るから良いなぁ^^)
ほんとは写真②のような構図にしたかったのだけど、スライドが光過ぎ
て…、元画なら見えるのにUP用に縮小したら刻印が飛んで見えない…。