★ ”着せ替え式 デジカメバッテリー充電器”についての考証・・・そしてまた中華の闇に触れる。

電池ホルダー部を交換することで、様々なデジカメの充電池に対応する”着せ替え式(マルチ)充電器”。
 
oink! さんの頁”『自作☆改造☆修理の館』(新館)”にて”【調査】EOS kiss x7バッテリー充電器【分解】“の記事を拝読し、
ウチもそこらを漁ったら…同じ(←じゃなかった!)充電器がこんだけ出てきた(掘ればもっと出てくる…)。

あれ・・・?
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みな同じ規格・仕様だと思っていたのだが、こうして並べたら二種類あることに気がついた。
以降、上段を”Type-A(仮称)”・下段を”Type-B(同)”と呼称す。
 

 
”Type-A”も”B”も、見た目はほぼ同じ。
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両タイプとも、本体・ホルダーの外形寸法などはほとんど同じ。
 
”コーションラベル”は各機見事にバラバラ…。
”Type-A”真ん中モデルの、怪しい日本語表記が懐かしき。
 
”Type-A”本体にあるモールド(4.2v・8.4vとも、同位置・同番号)。
最近入手されたoink! さんのにも、同じ番号のモールドが見てとれる。
 
 
互換性なし。
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”Type-A”は、ダボ4ヶで本体・ホルダーが結合される。
問題は、4.2vモデルも8.4vモデルもこの接合部が同寸法で、なんと相互に入れ替えが可能。これは、かなりマズイんじゃないだろうか。

”Type-B”はダボ2ヶとツノ2ヶで結合され、また接点電極が三極である(oink! さん指摘⇛「ホルダー部の電池接点は二極に減ってる」 …ありゃホンマ 摩訶不思議)。
 
筐体の相違点は、”A”=側面が平らで上下合わせ目もストレートなのに対し、”B”=側面に絞りが入っていて合わせ目に段差がある。
結合部のダボ位置・寸法の違い/ツノの有無により、ホルダーの相互入れ替えはできない。
 
 
気になる中身は…。
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❍ ”Type-A”8.4v仕様

 

(出典:『自作☆改造☆修理の館 (新館)』 oink! さんの頁)
基板・部品のレイアウトは変わっているが、回路的にはほぼ同じモノだと思われる。
 
❍ ”Type-A”4.2v仕様
8.4vモデルに比して、こちらは見るからに安っぽい造り…。

❍ ”Type-B”4.2v仕様
”Type-A”とはまったく違う基板・回路構成。三極ということは、温度管理も見れるのか?。
 

⇑”IC”の型番…かすれてて読めない(たぶん⇓と同じ”MC34063A”だろう)。
 
 
:(4/1)追記・・・そしてまた中華の闇に触れる。
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❍ ”Type-A”4.2v仕様 別モデル(裏ラベルが怪しい日本語のヤツ)
こっこれは・・・たんなる100v⇛4.2vのDC電源ではないか orz。
 
  
:(4/1)追記2・・・他のも見たくなったので。
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❍ ”Type-A”4.2v仕様 別モデル
”Type-A”群のなかでは、このモデルがプラの質感やモールドの具合等造りがいちばん良さ気で、また電極接点が三極であるなどちょっと異端児。

開けてみたら…やはりというか案の定というか、電極の一本はフェイクであった。そして、三極あるせいで他のモデルとは接点の位置が違い、ホルダーが共有できない(嵌るのは嵌る)。
 
基板はガラスエポキシ(っぽい)だし部品の質感も良い感じなのだが、回路は⇑⇑の4.2vモデルより更にシンプル(廉価版とも言う)。こんなんで大丈夫…なのだろうか?。
 

はじめて! 型番がしっかり読めた(…いいのかそれで?)。
”MC34063A”は、定番のDC-DCコンバーターICとのこと。

見た目が同じでも(ように見えても)、中身(機能/性能)が同じとは限らないという、何時もの”中華製品アルアル”でした。