■ あぁ 郷愁の”BS-Gun (BS-17 オリジナルスコープ付)”。

"BS-Gun"は、昭和40年代後半から50年代前半に男の子だった我々世代にとって、銀玉や100連発と並び称される思い出深い鉄砲である。
※"BS-Gun"って何ぞ?・・・っと言うのは、こちらサイト→"古いトイガンとかいろいろ"で、大変詳しく検証・解説されておられます。

今見てもじゅうぶんカッコ良い!。
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40数年年ぶりに手に出来た"BS-17"・・・感慨深いものがある。
当時自分の持っていたのは、銃身下に予備弾入れが無かったので"BS-37"か"BS-11"だったと思う。本当はこの型が欲しかったのだが、買って貰えなかった(BS-17は数百円高かったから)。

そして、今回の主役は "オリジナル スコープ"。
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Gunの方は、そりゅ当時相当数売れたものだけに、現在も結構な数が残っているようである。
しかし、このオリジナルスコープは、Gunに比して高価なオプションであった事(もちろん、自分も買っては貰えなかった)、そして↓の様にその造りからしても、現存個体数はかなり少ないのじゃないだろうか。


鏡筒・マウントとも、外装はオールプラスチック製。マウントは、銃のレールに対して後から嵌める事(前から入れると抜けなくなるが、無理したら入っちゃうから困る)。

横倒機構。
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運搬時の破損防止の為だろうか?、それともスコープを付けたままでもオープンサイトが使える様にだろうか?、鏡筒が左側にパタンと倒れる面白い機構になっている。実銃用にも同じようなマウントがあるが、あまり一般的ではないようだ。

マウントの強度に不安アリ。
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しかし、このギミックのせいでマウントのヒンジ基部はとても脆弱になってしまい、これでは子供が乱暴に扱ったら簡単に破損してしまうだろう。このような造りである事も、現在の生存個体数が少ない原因だと思われる。

照準線の上下・左右調整機構
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鏡筒が入っているマウントスリーブの下側にC型の板バネが入っており、上・右側のネジを締め付ける事によって鏡筒ごと動かし照準線を合わせる仕組み。

レンズ・実視野。
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レンズが、ガラスなのかプラなのかは不明。表面は埃で汚れているが、迂闊に拭いてキズだらけにしたら困るのでこのままにしておこう。内部にゴミやカビなどは見受けられない。


レティクルは極太。上手く写真に写せなかったのだが、このスコープのレンズの状態はとても良く、40年前の玩具とは思えないほど像はキレイに見える。 照準調整の仕組みが上記の様であるからスコープ自体は密閉構造であり、たぶんそれが幸いして内部にゴミが入ったりレンズ周りが劣化したりするのを防がれたんだと思われる。

ラベル。
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後継機の"BSバッファロー"シリーズなどに付属していた"スコープ"は"素通しの筒"なのだが、これは本当に"望遠照準器"である。

 

"BS-17"
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Gun側のラベル。"マノク商事"っと言えば、少年誌の裏表紙などでお馴染みの、眺めてるだけでめっちゃワクワクするような商品を満載していた通販屋さんであった。


この個体には、英語の取説が付属していた。やはり輸出もされていたのだろうか?。

「■ あぁ 郷愁の”BS-Gun (BS-17 オリジナルスコープ付)”。」への3件のフィードバック

  1. It’s very trouble-free to find out any topic on web as compared to books, as I found this paragraph at this web site.

  2. どうもです Rikkie師匠。
    ”つづみ弾”を知っているかどうかで、また世代格差が在りますよね^^;)。

    自分の子供の頃は、中折れ式の空気銃(鉛のつづみ弾を使うヤツ)を持っている近所のおっちゃんとかまだまだ居ましたよ。その数年前までは合法で、そこらの金物屋などでも害獣駆除用として(?)売っていたそうですし。

    神社でスズメを撃っておヤツに焼き鳥にしたとか、サカリのネコを撃っておっぱらっとか・・・の武勇伝(?)を聞かされたもんです^^)。

    大人の大半が戦争経験者でしたから、”鉄砲”にもあまり拒否反応は無いような時代でしたね。

  3. どもども、鍛冶屋殿。

     

    BSガン、ってなんだろうと思ったら例の「つつみ弾」の銃でしたか。

    拙僧が初めてエアガンを手にれたのがマルイのベレッタM93Rのガスガンでした。ちゃんとすぐにガスボンベを格納したマガジンのボンベが壊れて「マシ」だといわれるサプライヤー品を買いにわざわざ東京まで行きました。小学校4年生くらいの話ですから出費も身を削るようだったし、泣きたくなりましたよ。いまだったらサービスセンターに電話をかけて怒鳴るのですが。

     

    「つつみ弾」は拙僧の小学生時代には現役でした。むしろBB弾を使っているというだけで市民階級が上がったような錯覚を得たものです。「つつみ弾」を使用したM16(のようなもの)は、小学生ながらも「こんなものは子供だましのまがい物だと分かっているんだけど、人生の選択は自由ではない」と納得させたものです。

     

    しかし、レバーアクションでスコープまでついていると、かっこいいですね。

     

    拙僧が中学生の時には、流石にエアガンを学校の廊下でぶっ放すのは無理だったんで、銀玉鉄砲で休み時間にサバイバルゲームをやっていましたね。それはそれで怒られたはずなんだけど、怒られた記憶がないなあ。

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