"凶銃ルガーP08" 1994年 主演:阿部 寛
chukichiさんが本日の日記(http://
阿部寛氏は、これが初主演作品だそうです。他にもTVキャスター役で無名時代の高島礼子嬢も出ています。
ストーリー(展:Wikipadia)
歳の離れた妹・柚未(三浦綺音)と2人暮しのさえない商社マン・土井士郎(阿部寛)は、会社からの帰宅途中、不良少年達から襲われる軍服姿のホームレス(大杉漣)を不本意にも助けてしまう。
ホームレスから胸のバッジ(社章)と引き換えに拳銃・ルガーP08を受け取った士郎は、ルガーP08に対して異常な愛着を感じてしまう。日増しに強くなる拳銃に対する感情を抑えきれなくなった士郎は、専門書を入手すると銃を分解するなどして扱いに熟練し、ついに休日になると人知れず野山で実包射撃を試すようになり、通勤するにもひそかに拳銃を携帯するようになった・・・・・・(抜粋)
・・・・やがて自身の人格までもが劇的に変貌し、以前の弱々しさがすっかり消え去った士郎は、銃弾をもとめて夜の酒場を徘徊するようになった。とあるバーで在日米軍物資横流しの仲介役であるルル(中島宏海)と名乗る女性に出遭い、互いに惹かれあうようになる。この頃から次第に幻覚にも似た白昼夢に悩まされるようになり、士郎の挙動は狂気を帯びて、日本人を卑下した黒人の密売人を容赦なく射殺するまでに攻撃的な性格となっていた。
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作中では、この呪われた(?)ルガーの由来や因縁などには全く触れず、ただただ所有者が変わるたびにその運命が翻弄されていく様を画いています。
森の中で初めて ルガーを試射するシーン。
この目付き・・・"伊達邦彦"を気取っていないとは言わせない^^;)。
鏡の前で抜き撃ちの練習。
他にも、ゴムボールを壁に当てては掴む反射神経を鍛えるシーンなど、"遊戯シリーズ"のオマージュかな。
全体に、'70~'80年代に松田優作主演で製作された角川アクション映画や東映の"遊戯シリーズ"を彷彿とさせる作りになっています。阿部寛のキャスティングが悪いという訳ではないですが、やはり松田優作と比べると・・・分が悪いですね。
って事で、自分的には ☆☆☆・・・星3ヶ…かな。やっぱ、"狂気"を演じさせたら松田優作には敵わないよなぁ…。