"NTT docomo eggy"・・・って知ってる人いるでしょうか?。
2000年に発売された "PHS+デジカメ+PDA" と言う、何とも玩具然としている外観とは裏腹に時代を先取りし過ぎた代物でした。
"表(?)"・・・裏表のどっちがどっちかよく分からない筐体。
レンズ部分が270°回るので、真上や裏側(自分の顔)も撮れます。
"裏(?)" 発売時からゲームのコントローラ見たいと揶揄されていたらしい。
機能:静止画・動画を撮影でき、CF型の通信モデムでPHS回線に接続してネット上にアップロード、その他ホームページの観覧やメールの送受信、動画・音楽の再生、メモ・計算等々が出来ます・・・この小さい画面でです。しかも、なんとタッチパネル機能まで搭載して、50音のフルキー画面も出ます、まさにスマートフォンの元祖みたいな"玩具"でした。カメラは35万画素のCMOSですから画質は察して知るべしですが、静止画なんか結構シャキっとした画が撮れます。
そして、なんと言ってもこれの売りは "インターバル動画 撮影機能" ・・・これが面白い!
こんなワザ、今どきのムービーカメラでもまず搭載していません。
ようは"コマ落とし"と言う技法なんですが、10倍・40倍・100倍の時間短縮動画が撮影できます。10倍なら60分間を6分に、40倍なら6時間を9分に、100倍なら1日を14.4分に短縮して撮影しますので、定点観測遊びができます。
屋上から西方 PM5:00~7:00頃までの約2時間を40倍で撮影してみました。
(mixiにアップしたら画質が悪くなってしまったけど、元映像はもう少しマシです)
だんだん日が暮れて行くのと、上層の雲が西から東へ、低層の雲が北から南へ流れて行く様がよく分かります。天気が良ければ、もっと面白い画が撮れそうです。