■ (改)赤外線対応デジカメ 其弐

玩具デジカメからIR(赤外線)カットフィルターを取り除き、赤外線感応度を
上げて なんちゃって赤外線カメラをにして見よう・・・企画。
ドナー
—————————————

a:2002年に発売された、液晶ムービーカメラ「Che-ez! Movix」
  鏡筒を外す為にあっちこっち分解したが、結局↑の様にフロントパネルを外すだけで事は足りた。
b:トイデジっと侮っていたが、鏡筒は金属(亜鉛?)製でしっかりした物。また、レンズもIRフィルターもガラス製で、意外に高品位(?)だった。鏡筒がねじ込み式なのも、フィルター除去後のピント調整ができ好都合。

しかし、このIRフィルターが鏡筒から外れなくて難儀した。
どうやって入れたのか、鏡筒に溝を切って嵌め込まれて止まっていて、溝を削って掘り出そうにも金属製なのでカッターじゃ全く刃が立たない。
どやっても外れないので、最後はダメ元でIRフィルターを千枚通しで突付いて割り、粉々にして少しづつ除去した。

スノー効果
—————————————

a:曇天・夕方で日光量が足りないが、緑部分は良く白気ている。
  可視光カットはしていないので半カラーの写真になるが、これはこれで
  面白いかなと思う。
b:同じ位置から、普通のデジカメで撮ったもの。
赤外線LED 投光器
—————————————

a:秋月のロングセラーキット。20年位前から(今も)売られている。
 肉眼では全く光ってるのは分からないが・・・、
b:デジカメで見れば煌々と。これはIRカットフィルター付きのデジカメで撮ったのでこれくらいだが、フィルター除去したカメラで撮ると眩しすぎて真っ白になる。
—————————————

a:同じく、普通のデジカメでは殆ど光っているのは分からないが・・・、
b:真っ暗な中でもIRカットフィルターを除去したカメラならこう見える。

■ Canon IXY Digital用 DCカプラーの自作

初期Canon IXY Digitalは、バッテリーパック型のアダプターを介して外部電源に
つなげる様に出来ている。充電できなくなったバッテリーパックのガワを活用して、
そのアダプター部分(Canon商品名 「DCカプラー」)を作った。
出来たモノ
-----------------------------------------------------------------—

バッテリーパック(NB-1L)の中身を抜き、DCジャックを埋め込んだ。
ばらす・・・
-----------------------------------------------------------------—

a:合わせ目をスクレーバーで少しずつ叩いて割り、・・・
b:取り出したリチウム電池から端子の付いた基盤を剥がしす。
※注意:リチウム電池を分解すると、”発火・爆発 ”の恐れあります!。
中身
-----------------------------------------------------------------—

DCジャックを付け、基盤のいらない所を切り取ってジャックの+・-を接続。
基盤とジャックはホットボンドで固定した。
外部入力
-----------------------------------------------------------------—

a:ケースは接着しなくても、カメラの中に入れてしまえばしっかりホールドされる。
b:元から電池蓋には穴が開いているので、汎用のACアダプターを差し込めばOK。
IXY Digitalの初期型は筐体が「鉄(・・・ほっとくと錆びる)」だから重い! 。
この重量感が何とも言えず好きなので、なんか捨てられない。

■ 赤外線デジカメで遊ぶ

赤外線カットフィルターを除去した”■ (改)赤外線対応デジカメ“に、可視光を
幾らかカットするフィルターを付けて、なんちゃって赤外線カメラにして遊んで見た。
-----------------------------------------------------------------—

a:見慣れた河原も・・・、
b:なんか幻想的な世界に。
  木々の緑は赤外線を良く反射するので真っ白に写る(スノー効果)。
  雲の水蒸気にも良く反射するので、可視光写真では写らない(肉眼では殆ど
  見えない)高層の筋雲までクッキリ見えるようになる。
-----------------------------------------------------------------—

-----------------------------------------------------------------—

可憐な花も緑の葉も、赤外線の目で見ればこんな風・・・。
-----------------------------------------------------------------—

■ (改)赤外線対応デジカメ

使わなくなった旧スペック機を活用して、赤外線撮影対応デジカメに。
ドナーは・・・
-----------------------------------------------------------------—

a:日立リビングサプライ i.mega HDC-1 2002年発売。
  まだデジカメが高価な商品であった時代、実売1万円前後の普及機
  としてそれなりに売れた機種だったようだ。
b:ネジを数本外せばバラバラ。※感電注意!(今回2発ほど頂きました^^;)
  レンズ筒の前にある薄赤い丸いガラスが、IR(赤外線)カットフィルター。
デジカメ基本スペック
 131万画素・固定焦点(ノーマル・マクロ 2段)・記憶媒体=SD
主要部は一体のモジュールになってるし、AF機構も無いので分解は簡単
だったが、IRカットフィルター(ローパスフィルター)はレンズ筒の後端に圧着
されていたので、廻りをカッターで削って掘り出した。
赤外線感度良好
-----------------------------------------------------------------—

a:IRカットフィルター除去前に、リモコンの赤外線LED(不可視)を撮ったもの。
  肉眼では全く見えない赤外線LEDでも、デジカメのCCDを通せば光ってる
  のが確認できる。しかし、IRカットフィルターで殆ど遮られ、薄っすらとしか
  見えない。
b:そこで、フィルター除去すると・・・眩し!!こんなにも明るいLEDだった。
野外(お隣の)植木
-----------------------------------------------------------------—

a:普通にデジカメで撮ったものと、
b:フィルター除去したHDC-1で撮ったものを比べて。
植物の葉は赤外線を良く反射するので真っ白く写る。これを”スノー効果”
っと言うらしい。
河原
-----------------------------------------------------------------—

a:これも、普通にデジカメで撮ったものと、
b:フィルター無しで撮ったものを比べて。ちょっと幻想的な画になる。
デジカメは、機種により赤外線を良く写すものとそうでないものがあるらしい。
このHDC-1は高感度の方だろうと思われるが、IRフィルターを入れ可視光を
カットすれば、より赤外線の露光が強調され面白い写真が撮れるだろう。
10/9追記:
 ”■ 赤外線デジカメで遊ぶ“・・可視光をカットするフィルターを付け遊んで見た。

◇ NTT docomo eggy

"NTT docomo eggy"・・・って知ってる人いるでしょうか?。
2000年に発売された "PHS+デジカメ+PDA" と言う、何とも玩具然としている外観とは裏腹に時代を先取りし過ぎた代物でした。

"表(?)"・・・裏表のどっちがどっちかよく分からない筐体。
レンズ部分が270°回るので、真上や裏側(自分の顔)も撮れます。

"裏(?)" 発売時からゲームのコントローラ見たいと揶揄されていたらしい。

機能:静止画・動画を撮影でき、CF型の通信モデムでPHS回線に接続してネット上にアップロード、その他ホームページの観覧やメールの送受信、動画・音楽の再生、メモ・計算等々が出来ます・・・この小さい画面でです。しかも、なんとタッチパネル機能まで搭載して、50音のフルキー画面も出ます、まさにスマートフォンの元祖みたいな"玩具"でした。カメラは35万画素のCMOSですから画質は察して知るべしですが、静止画なんか結構シャキっとした画が撮れます。
そして、なんと言ってもこれの売りは "インターバル動画 撮影機能" ・・・これが面白い! 
こんなワザ、今どきのムービーカメラでもまず搭載していません。
ようは"コマ落とし"と言う技法なんですが、10倍・40倍・100倍の時間短縮動画が撮影できます。10倍なら60分間を6分に、40倍なら6時間を9分に、100倍なら1日を14.4分に短縮して撮影しますので、定点観測遊びができます。

屋上から西方 PM5:00~7:00頃までの約2時間を40倍で撮影してみました。
(mixiにアップしたら画質が悪くなってしまったけど、元映像はもう少しマシです)
だんだん日が暮れて行くのと、上層の雲が西から東へ、低層の雲が北から南へ流れて行く様がよく分かります。天気が良ければ、もっと面白い画が撮れそうです。

◇ Kodack 215Zoom

またデジカメを買ってしまった。

フォト
"Kodack 215Zoom" 100万画素 99年発売、当時は\4万くらい?の入門機だったそうな。
新品箱入りで未使用・・・10年以上どっかの倉庫か押入れで眠っていたのかな^^;)。

フォト
"Panasonic DMC-FX07" 720万画素 ジャンク品として購入。
自分の買うのとしては至極まっとうなモデル。ムービーが撮れないっと言うジャンクだったので安かった。レンズが明るい! 28mm広角は凄い 流石ライカレンズ。でも・・・、設定項目が少なく機能がスナップ写真向きに寄っているのでイマイチ面白くないかな。そのうちまたオクに放出するかも。

自分はデジカメが大好きなので、売ったり買ったりでストックは10台以上あろうか。各社・各機で個性があり、実際に写して見てじゃないとお気にが分からないので、安いの見るとついつい使って見たくなりポチッとしちゃうのです。

◇ 電子的光画機秘蔵録


chukichiさんが"デジカメコレクション"をご披露なさってらっしゃいますが、
"質"はともかく"数"だけでしたら負けていません^^)。
ざっとそこいらに転がってるだけでもコレくらい(コレを写してるのもあるし・・)。
発掘すれば全部で20台くらいはありそう・・・、オークションで売っちゃったの
入れれば30台は買ってます。新品で買ったのは最初の1台目のみで、あとは結
局使っていないデジ一眼を除けば \10~\2,000で買った中古機ばかりです。

フォト

"FUJIFILM CLIP-IT80" これが一番最初に買ったデジカメでした。
まだまだデジカメは高価な商品だった頃、海外赴任にあたり持って行きたくて
電気街を歩き廻って特価品を探しました。値引きはして貰えなかった代わりに、
交渉の末にその頃はまだ高かったメディアを1枚付けて貰いました。電気街で
言い値で買うなんて、大阪人じゃ考えられまへん!(・・自分は大阪人じゃないけど)。

85万画素・固定焦点、オマケに電池を良く食うので撮影枚数が少ない等々・・・
今じゃ考えられないような低スペックですが、デジカメ自体が珍しかった頃で
すから、その場で撮った写真をモニターに写してあげるだけで話題になり、向
こうでは話のきっかけとして助けられた事もしばしばでした。

このカメラで、本当に一生の思い出になるような写真をいっぱい撮りました。
フィルム式を含めて今までで一番写真を撮ったカメラだと思います。
帰国寸前に引ったくりに遭って盗られちゃったのが残念です。

また最近 性懲りもなく買ったのが、2001年モデル・230万画素・・・購入価数百円
の東芝のデジカメです。テストを兼ね先のUSPを写してみました↓

フォト  フォト

カメラの画面には何の情報も出ないので "Exif Quidk Viewer" で確認すると
Av=F3.1 Tv=1/4 っとなっていました。

テストという事で、左側は望遠で・右側は広角+マクロで撮ってます(発色が変?)。
いつもと同じかなり暗い所だし、設定がお任せAEしかないので写るか心配でした
が、明るいレンズに助けられてか結構ちゃんと写っています。
(前のUSPの写真は Av=F8.0 Tv=1.0 露出補正=-1.5の設定だったと思います)
デジ一眼ならここでもF20まで絞れますので、やはりレンズの性能如何ですね。

フォト  フォト

っで、盛大に補正してみました↑。mixiでは640×640サイズに縮小されるので
画面上はあまり違いは無いように見えますが、原寸だともっと顕著です。
・・・デジカメ写真は信用できませんね? ^^;)。

◇ カメラはレンズが命!?




また性懲りもなくコンデジカメを買ってまった。

いつもと同じような条件で撮って見たけど、暗いしいまいちピントも合ってない。
画素数は対して変わらないのに、やっぱり一眼のレンズは伊達じゃなかった。
レンズの明るさに頼れない分、ライティングを考えないといけないなぁ。