■ “ハーフサイズ”と、OLYMPUS “元祖 PEN”について。

本日も”ネガフィルムのスキャニング“を30本ほどしたが、全然減らない・・・。
全部で150本くらいか?っと思っていたがさにあらず、現在まだ1/10も取り込ん
でないかも知れない…。
“ハーフサイズ ネガ”
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a:上の35mmフルサイズ(?)っと比べて。
  画面サイズは半分ではなく、真ん中のスリット部があるので更に狭い。
b:アスペクト比も違う。このまま焼付けすると上下(左右)をトリミングされるので、
  実質の画面サイズは4割ほどか。
ハーフは画質が悪いと言われるが、デジカメの1200万画素機と500万画素機との
差のようなもので、スナップ版程度ではそう変わらない。むしろ、全操作が人任せ
の時代なので、”腕の差”の方が顕著に現れるだろう。
エコカメラ?。
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a:”OLYMPUS-PEN” 初号型。
b:かなりボロくなったが、オリジナル(“Pen”の名入)皮ケースもある。
フィルムカメラ自体が廃れてしまった今、”ハーフサイズ カメラ”なぞ覚えてる
人の方が少ないかもしれない。ハーフとは、35mmフィルムをタテに半分づつ使い
一コマに2枚写真が写せるっと言うもので、確かにフィルムや現像代は1本分で
済むが、DPE(全プリ)代は倍掛かってしまう・・・。なんか、カメラ業界(?)の騙るに
落ちた感が無きにしもあらず。
総機械仕掛け。
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a:正面。電気系など一切無しの、”フルマニュアル”仕様。
b:背面。もちろんファインダーは縦長。
c:絞りを選び、シャッター速度を決め、写距離を測って・・・”人”が撮影する。
錆とるし・・・最後にこのカメラを使ってから30年経ってしまった。
意外と大きい。
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a:PENって、もっと小さいイメージだったが、改めて現在のコンデジと比べると
  意外と大きい・・・ってか現代のコンデジが異様に小さいのか。
b:50余年の技術の進歩を感じる・・・、まだこれから先もあるのかな?。
このカメラ、元々おかんの嫁入り道具だったもので、結婚した年から考えて発売年
(1959年)に購入したものと思われる。新婚当初は自身でも使っていたみたいだが、
もとよりマメな人でなく、なにより他の人を写そうなどとの思いもあろうはずもなし・・・、
いつしか子供(自分)用カメラになっていた。
今日、引っ張り出して来たのは10年ぶりくらいか。もうフィルムを詰める事はないかも
知れないが、さすがにこのカメラは捨てられない。